なぜ通常プレスなのか
自動車の数量域では、部品単価はタクトタイムとハンドリングで決まります。順送金型は1ストロークで完成品を出し、バリ取りはバレル研磨に回せるため、部品の工数はほぼゼロに近づきます。レーザ切断と曲げは試作と量産立ち上げに使い、設計が凍結された時点で金型へ移行します。
失敗するとしたら、確定していない設計で金型を起こすことです。板取りは経済的に変更できません。ステーション順序、送りピッチ、材料幅は金型ブロックとフィーダに組み込まれており、プレス部品への後期の設計変更は金型修正か新規金型になります。
この業界向けの材料・形状の留意点
| ポイント | ここで重要な理由 |
|---|---|
| 高張力鋼・HSLA鋼 | 成形ステーションの1ストロークあたりの負荷が増える。板取りは部品をより長く保持する必要がある |
| バリ方向 | パンチとダイのクリアランスで決まる。相手面と手から遠ざける向きにする |
| 曲げ逃げ | 曲げが端面まで達する箇所では必須。破断は廃棄ではなく保証問題になる |
| 最小抜き穴径 | 数百万サイクル動く金型内の細いパンチは、恒久的な保守コストになる |
| 塗装・めっき | 亜鉛ニッケルなどの皮膜はねじと嵌合を変える。取り代は図面で決める事項 |
| スプリングバック | 高強度材ほど戻りが大きい。成形ステーションは呼び角度ではなく材料に合わせて設計する |
文書:提供するものと、保有していないもの
自動車のお客様は通常、風船図に対する初品寸法測定報告書、材料証明書、サンプリングを規定した検査計画、そして金型とトライ調整を網羅する金型記録を求めます。これらは標準で提供しています。
保有していないのはIATF 16949であり、保有しているとは主張しません。プログラムが認証された品質マネジメントシステムを要求する場合、その要求は認証を保有するサプライヤーが満たすべきものです。金型を切った後に判明するより、問い合わせ段階で申し上げる方が誠実です。要求が文書化された再現可能な検査プロセスとトレーサビリティであれば、それはすでに実施しています。
- 年間数量と想定プログラム寿命を伝えてください。どちらも金型判断を左右します。
- 金型を切る前に設計を凍結してください。板取りは後戻りできない部分です。
- 機能に関わる端面状態は明示してください。ねじ、シール面、摺動嵌合などです。
- 品質部門が必要とする文書一式を、問い合わせ段階で伝えてください。
